食べる 買う 学ぶ・知る

市川・市場で「いちかわごちそうマルシェ」 地域と連携し市場の魅力発信

事務局メンバーと千葉商科大生。(右から)事務局の清野さん、中川さん、左端は高屋さん

事務局メンバーと千葉商科大生。(右から)事務局の清野さん、中川さん、左端は高屋さん

 市川地方卸売市場(市川市鬼高4)で7月11日、「いちかわごちそうマルシェ」が開かれた。主催は市川市場。2020年11月に始まった同マルシェは今回で109回目、市場を地域に開かれた場として知ってもらうことを目的に、毎月第2・第4土曜に開催している。

[広告]

 会場では、市内外の地域の商品、青果や加工食品、菓子、花などを販売。広場にはキッチンカーが並び、買い物客でにぎわいを見せた。事務局マルシェ運営担当の清野裕祐さんは「前回は台風のため開催中止になった。今回は無事に開催でき、42店もの出店者が集まってくれてうれしい」と話す。同マルシェでは毎回、野菜ソムリエによる無料セミナーを開いている。事務局SNS担当の高屋(こうや)理江さんは「食材の歴史や栄養価、料理レシピなどの知識を増やして、食べることを楽しんでもらいたい」と言う。

 今回初めて出店した大池(たいけ)ワイナリー(長野県山形村)の小林和俊社長は、山形村産ブドウを使ったワインやシードルを販売。「市川の地域の方々に、信州・山形村を少しでも知ってもらえるきっかけになれば」とワインを薦めた。

 3年以上出店を続けている、インドネシア産コーヒーとインドネシアの雑貨を販売するnusantara Japan(ヌサンタラジャパン、神奈川県茅ケ崎市)マーケティング責任者の西川茉実さんは「間近な距離で生産者のストーリーを聞いていただけるのがとてもうれしい」とマルシェの醍醐味(だいごみ)を語る。

 同マルシェ開始当初から出店し、今回、30種類の野菜や果物を販売する長印船橋青果市川支社(鬼高4)の野崎正秀支社長は「野菜ソムリエが旬の野菜や果物の食べ方や選び方、保存方法まで説明し、年々リピーターが増えている。野菜や果物の良さを知ってもらえてうれしい」と話す。

 ほか、千葉商科大学人間社会学部の学生も企画や運営に参加し、ボッチャと段ボール乗り物など、来場する家族との交流を図る企画を実施。同大4年の鶴田柊翔(しゅうと)さんは「親子が楽しめる企画として、親子との会話だったり、他の家族同士の交流の場として企画した」と話す。地域事業者や生産者、大学、来場者が交流する場として定着している。

 市川地方卸売市場は2018(平成30)年に民営化され、市川市場が運営を担っている、同マルシェ事務局長の中川和昭さんは、もともと市川市の農政課課長で、民営化の行政側の担当者だった。「この市場は地域貢献の一環で、開かれた市場を目指して民営化された。マルシェを通して、市場の魅力や旬の食材、花の楽しみ方を発信し、生産者や出店者、来場者が交流できる場づくりを目指している」という。

 事務局によると、開催1回当たりの平均来場者数は約1400人だという。中川さんは「千葉県内の市場で初めて定期的にマルシェを開催している。今後も、地域に根差したマルシェを継続して、地域の皆さんが家族で楽しめるような市場にしていきたい」と意気込みを見せる。

 次回は7月25日に開催予定。9月26日には「クラフトビールフェスタ」の開催も予定している。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
ALL