市川・宝にある一軒家を改装したカフェ「ミックススペースザリガニ」(市川市宝1)で5月16日、「ザリガニミニマルシェ」が開催された。
マルシェは、木造で黄色い壁面が特徴の同店の6坪の店内と外で開催。当日、各ブースでは、ベーグルや和菓子、奈良の靴下や今治タオル、バッグ、しめ縄で作ったアクセサリー、パラコード製の犬・猫用リード、フラワー雑貨などを販売した。近隣住民や常連客らが足を運び、出店者との会話を楽しむ姿が見られた。
店主は廣居(ひろい)亜希さん。スターバックスコーヒージャパンで26年以上にわたり社員として勤務し、店舗運営に携わってきた。2022年秋に早期退職した後、幼なじみから空き家活用の相談を受けたことをきっかけに、生まれ育った行徳で新たな場づくりに挑戦することを決めた。
店名のザリガニは、「かつて沼地が広がっていた行徳で、子どもの頃に泥だらけになりながらザリガニを追いかけた記憶に由来する」という。ミックススペースと名付けたのは、2階をレンタルスペースとして貸し出していることに加え、幼なじみが敷地内で本や雑貨を定期的に販売しており、「さまざまな活動が交わる場にしたいという思いから名付けた」という。
カフェでは、行徳のロースターから仕入れるコーヒー豆を使い、一杯ずつハンドドリップで提供する。自家製イタリアンプリン(380円)やZARIGANIチーズドック(700円)なども用意。来店客が300円を寄付すると子ども1人分の食事代になる「フードリボンプロジェクト」にも参加。近隣小学校の保護者向けコーヒー講座や児童の町探検受け入れなど、地域との接点づくりにも力を入れる。
奇数月に開く「ザリガニミニマルシェ」は定例で続けており、次回は7月18日に開催予定。作家が手作りした品を持ち寄る。廣居さんは「地域の方が気軽に立ち寄れて、人と人がつながる場所にしたい。作家の皆さんの作品が誰かの手に届き、新しい出会いが生まれる場になれば」と話す。
営業時間は11時30~17時(土曜は12時~)。日曜・水曜・祝日定休。