市川駅から徒歩3分程の路面店に、インド・ネパール料理店「Daura(ダウラ)」(市川市市川南3)が4月21日にオープンした。店名はネパール語で「薪(まき)」を意味する。「調理の原点である火をおこし、人々が自然と集まって温まるような場所にしたい」との願いを込めたという。
ネパール風スパイシースープギョーザ「ジョルモモ」(写真提供=ダウラ)
店舗面積は23坪で、席数は34席。店主はネパール人のナレッシュ・マン・ブダチャリィヤさんが務め、インド料理とネパール料理を提供している。
メニューの中でも、ネパールの定番スープである「ジョルモモ」(950円)が人気を集めているという。これはネパール風の蒸しギョーザ(モモ)に、夏には冷たいスープ、冬には温かいスープなど、好みに合わせて注いで食べるスパイシースープ。ネパールの定食ともいわれている「ダルバートカレー」(1,600円)も人気で、インドではカレーにナンを合わせるが、ネパールでは米が主食のため、数種類のカレーと合わせて食べるのが定番だという。
インド料理では、ナンを添えたサグチキンカレーとバターチキンカレーなど5種類から選べる「ダウラセット」(1,550円、デザート付き)が女性客の支持を得ているという。子ども向けの甘口カレーをそろえた「キッズセット」(500円)も用意。辛さや量の調整にも柔軟に応じる。タンドリーチキンはガスではなく炭火で焼くなど、調理方法にもこだわりを見せる。
ナレッシュさんは高校卒業後に来日して35年ほどがたつ。調理専門学校を出て会社員を経験後、貿易会社を設立し、今回、念願の飲食店を開いた。スタッフは全員ネパール人で市川市内に住居を用意し、生活面でもフォローしている。
ナレッシュさんは、毎朝の近隣清掃を徹底するほか、夜の営業時には店のBGMの音量にも配慮する。最初は警戒されがちな外国人の店だからこそ、通りがかる人へのあいさつに力を注いだ。そうしたかいもあり、今では7割がリピーター。「私たち外国人の店に高齢の女性が一人でフラリと訪れ、お酒と食事、私たちとの会話を楽しんでくれるのは本当にうれしい」とナレッシュさんは言う。
15時~17時はコミュニティースペースとして貸し出している。母親同士の交流会などのイベントスペースとしても貸し出し、スタッフが子どもを見守りサポートして、母親らが一息つける時間を提供している。
ナレッシュさんは「店内のモニターで流してるネパールの風景の映像や料理を通して、ネパールの本物の空気を感じてほしい」と呼びかける。
営業時間は11時~22時(ランチ=11時~15時、ディナー=17時~22時)。月曜定休。