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市川・真間の大門通りで「ちどり猫」イベント 弘法寺参道再生へ向け初開催

実行委員長の釘抜さん(前列左から3番目)と実行委員の野口さん(後列右から6番目)と出店者、地元住民ら

実行委員長の釘抜さん(前列左から3番目)と実行委員の野口さん(後列右から6番目)と出店者、地元住民ら

 地域回遊イベント「大門通りのちどり猫 クラフトビールとワインで巡る参道」が7月12日、「弘法寺(ぐほうじ)」(市川市真間4)へと続く大門通りで初めて開催された。

来場者が行き交い、かつての門前町のにぎわいを思わせる一日となった

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 商店街の新たなシンボルキャラクター「ちどり猫」を立ち上げ、かつて門前町としてにぎわった参道の再生を目指す取り組みの一環。当日は大門通りを中心とした約20店が参加し、市内外6つのブルワリーがクラフトビールを提供。飲食メニューやグッズも販売し、参道は多くの来場者でにぎわった。

 会場となった大門通りは、国道14号から真間山弘法寺へ続く約1キロの参道。弘法寺は737年、行基が真間の手児奈の霊を供養するため建立したと伝わる。かつては商店や飲食店、ジャズライブハウスなどが軒を連ね、多くの人が行き交ったという。当日は千葉商科大学「CUC100ワイン・プロジェクト」の学生や有志学生が案内や交通整理を担当し、イベント運営を支えた。

 イベントのシンボルとなったのが、オリジナルキャラクター「ちどり猫」。デザインやグッズ制作を担当した真間商店連合会副会長で市川市議の野口淳さんは「キャラクターを作り、グッズ販売からイベント全体のブランディングまで考えようと企画した」と話す。キャラクターは、古くからビールやウイスキーの醸造所で、原料の麦を狙うネズミを防ぐために猫を飼う「ブルワリーキャット」の文化があったことから猫に決めたという。「お酒を飲んで『ちどり足』になる様子と猫をかけ合わせ、『ちどり猫』と名付けた。皆さんも酔って、ちどり猫になってもらえたら」と野口さん。

 実行委員長を務めた釘抜(くぎぬき)克典さんは、90年以上続く「丸屋文具店」(真間4)の3代目。千葉商科大の卒業生でもあり、クラフトビール醸造所「まるやブルワリー」(真間4)を2022年に立ち上げた。「子どもの頃にノートを買いに来た丸屋へ、大人になって今度はビールを飲みに帰ってきてもらえればと考えてブルワリーを立ち上げた。ここを起点に、大門通りへ訪れて楽しんでもらい」と企画意図を話す。

 今回のイベント開催には、商店街への危機感もあったという。釘抜さんは「私たちの子どもの頃、この参道は人であふれ、自然と人と人との交流が生まれていた。その風景をもう一度つくりたい。シャッターを下ろす店が増え、人とのコミュニケーションが薄れつつある日本の商店街を盛り上げるモデルケースになれれば」と言い、開催時は「近所のお年寄りから『昔の参道のような活気が戻ったね』と声をかけてもらえ、それが一番うれしかった」と振り返る。今後に向けては、「この風景を一度きりで終わらせず、定期的に続けていきたい」と意気込みを見せる。

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