「市川ブックフェア2026」が現在、行徳図書館(市川市末広1)で初めて開催されている。同フェアは市の「市民提案型図書館推し活企画」として市川市作家協会が企画し、審査を経て実施が決まった。7月に開催された中央図書館(市川市鬼高1)に続き、行徳図書館での開催は今回が初となる。
本の内容を紹介するポップは同協会が制作、展示の前で足を止めて本を見る市民も多いという
市川市にゆかりのある出版社、著者、編集者らが制作した本を展示し、貸し出しも行う。期間中、市内の図書館が所蔵する本の中から約110冊を用意し、初日には約30冊が貸し出された。小説、健康、子育てに関連する本の貸し出しが多いという。
図書館推し活企画は、市教育委員会教育振興部図書館課が図書館の魅力を発信する事業として2023年に始めた。市民から図書館を応援する企画を募り、毎年4月中旬から翌年3月下旬くらいまで実施しているという。
同課主幹の高柳公香(きみか)さんは「市川ブックフェアは2023年、2025年に続き今回が3回目」と説明。「市民協働事業として今年で4年目を迎え、推し活企画という言葉も定着してきた。市民の皆さまに、本に関連した推し活企画に参加していただき、本を通じて新たな発見やさまざまな本との出合いの場として、子どもも、大人も、図書館をもっと気軽に楽しんでいただければ」と来館を呼びかける。
同協会は、2023年の図書館推し活企画の開始をきっかけに、市内で本の制作に携わる市民らによって発足した。同協会理事の藤田泰右(だいすけ)さんは「市川市の本のクリエーターが集まり、フェアのほかトークイベントなどを通じて本が生まれた文脈や本の魅力を伝える場を企画している。市民が書いた本を知ることで、『何だか親しみが湧く』『興味はなかったけれど、読んでみようかな』と感じてもらえれば」と話す。
藤田さんは、「情報過多の今、『本を読んでください』とSNSなどでアピールしても、情報を受け取る側は食傷気味で、さほど響かないのではないかと考え、トークイベントを通じて本の作り手とリアルに接する場を設け、活字が苦手な人にも本を知るきっかけを作るなど、地元を軸に活動を展開している」と話し、「本と読者と市川の巡り合いをプロデュースできれば」と意気込む。
開館時間は10時~19時30分(土曜・日曜・祝日は17時まで)。月曜休館。8月30日まで。