見る・遊ぶ 買う

市川の企業が歩数アプリ「ヨウカイステップス」配信 娘の難病きっかけに開発

「YokaiSteps(ヨウカイステップス)」アプリを紹介する木島さん

「YokaiSteps(ヨウカイステップス)」アプリを紹介する木島さん

 市川のアプリ開発企業「AppSeed(アップシード)」(市川市下新宿)が7月18日、iOS向け歩数コレクションアプリ「YokaiSteps(ヨウカイステップス)歩いて集める妖怪の町」の配信を始めた。

難病を患う長女と歩行練習を兼ねて散歩する様子(写真提供=AppSeed)

[広告]

 同アプリは、位置情報ゲームのように決められた場所へ行く必要はなく、幅広い世代が日常の散歩やウオーキングをするだけで楽しめるように設計。妖怪には、それぞれ特徴を設定し、歩くことで現れる妖怪を発見・収集しながら図鑑を完成させる。

 同社代表の木島洋平さんは、システム開発会社勤務やフリーランスのエンジニアを経て2020年に同社を設立。現在、一人でアプリ開発を続けている。「YokaiSteps開発のきっかけは、長女の難病だった」と当時を振り返る。「娘は、難治頻回部分発作重積型急性脳炎という難病のため歩くことも大変で、娘に歩くことをもっと楽しんでほしいと考えたときにアプリを思いついた」と話した。木島さん自身も子どもの成長に合わせて歩行サポートができるように、同アプリを利用して体力づくりをしているという。

 妖怪をテーマに選んだ理由について、木島さんは「子どもにも分かりやすい題材で、海外の人にも日本文化として親しんでもらえる設定にしたかった」と話す。配信後、「ユーザーから『とても楽しくウオーキングができる』といった反響が届いている」と言い、手応えを感じているという。

 開発期間は約2週間で、以前に開発した魚を集める歩数アプリの仕組みを応用し、プログラム作成やバグ修正には生成AIも活用した。「以前なら複数人で行っていた開発も、一人で取り組める時代になった」という。木島さんは群馬県出身で結婚を機に市川へ移住。「市川は住みやすく、地域にも魅力的な歴史や文化がある。今後は市川地域の伝承や妖怪を取り入れた地域コンテンツの実装も検討している」という。

 木島さんは同アプリ以外にも、推理ゲーム「イラスト探偵」や脱出ゲーム「みなそこのかぎ」、健康管理アプリ、生活支援アプリなど幅広いスマートフォンアプリを開発している。「アプリ開発はゲーミフィケーションを大切にしている。ゲームは特別なことではなく、日常そのものを少し楽しくすることができる。YokaiStepsは歩くことのおまけとして、毎日の生活の中で気軽に遊んでいただければ」と話す。

 基本プレーは無料(アプリ内課金あり)。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
ALL